マンションのコミュニティ形成支援

かつての日本人が長屋のような住まいで培ってきたのが共生の感覚。困ったときには互いに助け合い、支え合い、嬉しい時には共に喜びを分かち合う、そんなコミュニティがあったのです。それは共同住宅ではなく、共生住宅に呼ぶに相応しい住まい。現代のマンションでも長屋ほどではないにしても、適度な人間関係を持った共生住宅であることが安心できる暮らしを実現できる道ではないでしょうか。お互いに声を掛け合い、支え合うコミュニティには、侵入犯罪なども起こりにくいのです。それを私たちはキーレスセキュリティと呼んでいます。

人気を支える1番の秘密がコミュニティ活動の活発さです

キーレスセキュリティの状態を作り出すには、まずはマンション内でのコミュニティが醸成されていることが必要です。
コミュニティの醸成を図るためにはいくつか方法がありますが、ここでご紹介するのは、マンション内で活発なイベント活動をしている事例です。

葛飾区にあるこのマンションは、154戸の一番館と173戸の二番館の2棟からなる大型マンション。
築30年以上となるマンションですが、大規模修繕工事もしっかりとなされ、日常の管理も行き届いているので、とてもそれほどの築年数には見えません。

実はこのマンション、この地域では有名なマンションで、中古で売りだされている部屋がないかと購入希望者が空き待ちとなるような人気のマンションなのです。その人気を支える1番の秘密が、コミュニティ活動の活発さです。

住んでいらっしゃるお客様お一人おひとりの意識がとても高く、理事会はもちろん、修繕委員会や自治会など様々な委員会が活動しています。中でも最大のイベントが夏祭りです。

毎年8月の終りの金曜日と土曜日の夜に、2棟の間の駐車スペースにやぐらが組まれ、その周囲にはたくさんの夜店のテントが建てられます。
焼きそば、手羽先あげ、カキ氷などのほか、子ども達のための金魚すくい、ヨーヨーすくいなど、それぞれの夜店はとても住民の皆さんの手作りとは思えない本格的なもの。

日が落ちると、さあ夏祭りの開始です。

子ども達の叩く和太鼓のリズムに合わせ、徐々にお住まいの皆さんが集まってきます。またご近所の皆さんも参加できるので会場は大勢の人で熱気に溢れてきます。
やぐらの周囲には自然と踊る人の輪ができ、夜店では食べ物を買い求める人が列を作り、子どもたちは楽しそうにはしゃいでいる、その姿を見ると、なるほどこのマンションが地域ナンバーワンのマンションなのだということが実感できます。

このようなコミュニティができているマンションでは、住む人は「ずっとこのマンションに住み続けたい」、「自分の子どももこのマンションに住まわせたい」と思うのでないでしょうか。

適度な人間関係の中で、共生住宅としてのコミュニティが形成され、そのことによって安全安心が確保された快適な生活が約束される。その結果、資産価値が向上し、エリアワンバーワンのマンションとして周囲に評価される。

そんな好循環があるのだと、このマンションを拝見して改めて感じることができました。

楽しい笑い声があふれる、ご近所でも評判のコミュニティ

お住いの皆様主導で、年々とイベントが充実してきた当マンション。
皆様の楽しそうな様子は、サポート役の当社スタッフの喜びであり自然と笑顔があふれます。
横浜支社 町田第二支店で担当をさせていただく、横浜市にあるA マンション。こちらも壱番館と弐番館が向かい合わせに建ち、2棟を合わせると215戸の皆様が暮らすマンションです。

緑豊かで閑静な住宅街が広がるこのエリア、多様なライフスタイルの方々が住まわれているとはいえ、防犯・防災の観点からも、いざというときのご近所力の醸成は欠かすことができません。
万一、大きな災害が起こったときにも、お住まいの皆様同士が顔見知りであればこそ、お互いに助け合い、被害も最小限に食い止めることができます。より住み心地の良いコミュニティづくりを目指し、2棟のマンションでは、さまざまなイベントを共同で行なうことが年々増えています。

特に日頃からの備えが重要である「防災訓練」は、参加者が楽しめるイベントを同時開催するなど工夫を凝らし、年々参加率がアップしているといいます。

担当のフロントマネージャー(管理員)は、「防災訓練はバーベキューパーティーを組み合わせて実施されました。防災訓練終了後、焼きあがった食材をつつきながらビールを酌み交わせば、これまでは知らなかったお隣同士の距離もぐっと縮まりますね。お住まいの皆様同士が親しくコミュニケーションを取るよいきっかけとなるイベントの重要性と即効性を肌で感じます」と語ります。

フロントマネージャーはあくまでもお住まいの皆様のサポートに徹していますが「皆さんが楽しんでいる姿、喜ばれている姿を見るのが何よりの楽しみ」と自分たちの役割も楽しんでいる様子。

合同の餅つき大会にも多くの皆様が集まり、杵と石臼を使った餅つきを初めて経験するお子様から、幼いころを思い出され、腰の入った餅つきを披露する大人の方まで、笑顔が花開く休日となりました。
洗練されたマンションが建ち並ぶ街並みの中、2棟の間にある公園から、なごやかな笑い声が聞こえると、通りすがりの近隣住民の方もその楽しそうな様子を伺いに来ることがあるそうです。
人と人との触れ合いがある、温かみのあるコミュニティは、マンションにとってかけがえのない財産です。
ご近所でも評判となるような、住みやすいマンションを目指し、当社スタッフ一同が知恵を出し合い、より良いご提案をしていきます。
2棟合同の餅つき大会の様子。男性を中心に、代わる代わるたくさんのもち米をついていきます。小さなお子さんも挑戦
つきたてのお餅は、女性の手でアンコや黄粉、大根おろしなどをたっぷりとからめて振舞われます。
また、大好評のとん汁は、ひと口食べただけで身も心も温まる絶品!

サービスを支えるしくみ

・CS推進活動
さまざまなコミュニティイベントや各種アンケートにより、お客様満足度の向上を図っています。