
2020年12月21日
認知症の方が住みやすいマンションとは

高齢化に伴い、マンションに居住する高齢者の方にも認知症の方が増加してきている。各種統計データから単純に類推してもマンション居住者の5%の方が認知症であると推定される。
マンションは例えば、玄関ドアの形状や色がすべて同一であることから、認知症の方が外出から帰宅した場合に自宅を探すことが難しく、暮らしにくいとも聞く。反対にマンションならではのコミュニティ力で、認知症の方にも暮らしやすい環境を形成している事例もある。こうした様々な事例を紹介し、近い将来のマンションと認知症の方の暮らしを考える。誰もが認知症になると言われる時代において、認知症ご本人とその家族、マンション居住者、管理会社、行政などの各ステークホルダーがこれから何をすべきかを考えるきっかけとしたい。
大和ライフネクスト株式会社 マンションみらい価値研究所 久保 依子

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