水泳で鍛えたこの屈強なボディを見よ!
ビビリが故に見栄えにだけは人一倍気をつかう

「いい子、いい人でいること」、これが彼にとって人生のテーマであり原点だ。しかし決してあざといわけでも、無理をしているわけでもない。本心本音でそう願っているのだ。そう、彼の性格をひと言でいえば“心優しいビビリ”。そんな一見ネガティブにも感じられるワードで表現してしまう彼なのだが、決して誰からも嫌われていないのは、素直で物腰が柔らかく、気が利き、愛嬌があって、ひょうきん者だからだ。「常に人の目を気にしちゃうんですよー。気にもしますし、怒られないように怒られないようにと判断して生きてます。だから見てください、水泳で鍛えたこの自慢の体。少しでも自信つけていかないと怖くて怖くて」とご本人。そんな生き方で疲れないのかと問うと「失敗する方がよっぽど嫌じゃないですか!!失敗したら怒られるんですよ?その方がよっぽど嫌です、無理です。だったら人の目をしっかり気にして、この石橋を渡って本当に大丈夫なのかと叩きまくって、大丈夫なら渡る。あ、時々石橋を叩いてみて大丈夫そうだと思っても渡らないってこともありますけどね(笑)」と屈託無く笑う。

─で、どうあり隊?

「 これからも、石橋叩きつ 」ヅケテいこうぜ!
これからも今と変わらぬ自分でありたい、と確信

慎重過ぎる性格=決断力や勢いに欠ける、ということになると考えられる。つまり、どうも“損”しかないような気がしてならないのだが、その辺、どうなんだろうか。「おカゲさまで入社してこれまで、さして大きな失敗もありませんし、自分のミスで怒られた経験もないので、今のところ損はしてないのかなと思っています。それより、損どころか“得”なことがありましたよ!今年『結婚』したんです!付き合う時は、石橋を壊れるほど叩きまくり『壊れないぞ』と確信してから告白したんですが、そんな性格の自分を理解してくれ、なんと向こうからプロポーズですよ!石橋を叩く必要もなければ失敗の心配もなく結婚!!いやぁ〜自分のやってきたことが間違いじゃなかったと確信しましたね(笑)」。ということで、今の自分のやり方で大成功。人の目を気にして見た目を飾り続けてきたことも“大きな結果”につながったに違いないと言う。成長こそ怠らないが、彼はこのままの自分であり続けたいのだ。

どんなお仕事!? 
どうあり隊!?

現在の業務は、分譲マンションの計画修繕を提案〜施工、品質監理する部署で日々計画工事の提案などを行っている。仕事をする上でも“人の目を気にする”性格ゆえ、こんなポリシーがあるようだ。「あいつ仕事遅いねと言われるの、すごい嫌じゃないですか。とにかくそういう部分で評価が低くならないように、早め早めに進捗させるようにしています。そして、決められたことをきっちりやる。ええ、だって決められたこと以外のことばっかりやっていたら普通怒られるじゃないですか(笑)。怒られたくないのでそういうルールはきっちり守ります。しかしそれじゃあただのお馬鹿さん。仕事の効率化をはかり、どうしたら成果をあげられるかを常に考えていますね。だって、僕らが評価されることって基本工事を受注・納品することですし、会社なので少しでも多くの利益がでないと持続性がない。なので、自分の中では今、効率化というものが最大の関心事ですし課題。デキル人でありたいですね」と鼻息も荒い。人の目気にしいの心優しきビビリではあるが、実はものすごく情熱的な人物でもあるのだ。