優秀賞受賞という経歴を持つ彼女だが……
素顔はかなりの「天然さん」

前職では不動産の売買仲介営業を約5年間続けてきた彼女。ゴリゴリの営業会社で「戦ってきた」と言い、全国に約370店舗もある中で、2年目にして優秀賞をとり全国表彰されたというから大したものだ。ステップアップも考えて転職をした先が大和ライフネクスト。人材開発課に配属となって今がある。転職したばかりで会社のことも分からず、採用業務も初めてだったが、とにかく結果を残そうと必死に仕事に向き合っている。そんな彼女とはまさにキャリアウーマンなのだろう。マンガに出て来そうなツンキャラしか思いつかないところで、彼女の周囲の人に話を聞いてみると、「キャリアウーマン!?ぶっはは〜(笑)冗談でしょ、彼女みたいな人を天然というんですよ(笑)」という回答。嘘だ。天然で優秀賞など獲れるわけがない。

いつでも気持ちは前のめり!!
なのになぜか「体がついてこない」

このホームページ用の写真撮影のために彼女に会った日。バリキャリのツンキャラが来るだろうと身構えているこちらをよそに、真っ青な顔をした彼女が慌てて近寄ってきた。「すみません、すみません!!!!!どうしましょう、今日の撮影用の私服を、あ、あ、網棚に……電車の網棚に置き忘れてしまい、恐らく電車とともに高崎(群馬県)あたりに行っちゃってると思うんです!本当にすみません!」。私服は高崎に行っちゃってるらしいが、彼女も相当イッチャッテルようだ。「大事な試験前だったので、電車の中で勉強していたんです。そしたら荷物が邪魔でしょう?だから網棚に乗せたんです。そしたら勉強に集中しすぎて荷物のことも撮影のことも忘れちゃって……」。前職の不動産売買仲介営業時代も、車でお客様を物件案内する際、お客様を気遣うことに夢中になる余り、自分で閉めたドアに自分の足を挟むというケガをしょっちゅうしていたらしい。説明を聞いても意味不明だが「お客様を待たせたくない!早く物件を見ていただきたい」というはやる気持ちがドアに足を挟ませることにつながるらしい。改めて聞いても意味不明だ。「一生懸命頑張っているのに……よく周りからは『ぬけている』とか『天然』って言われちゃうんです。どうしてでしょう?」。ええ、じゅうぶん天然ですね。

─で、どうあり隊?

「 自分と向き合いつ 」ヅケテいこうぜ!
良いところも悪いところも、 全部含めて本気で人とぶつかりあっていたい

相手が誰であっても、目の前の人と向き合える人でありたい。そんな気持ちが彼女の「前のめり」な姿勢の原点だ。「前職で表彰された時は、目の前の仕事に一生懸命取り組んだ結果だから、とても嬉しかった。けれど、その結果はお客様と本当に向き合った結果かは分からない」と語る。「成績をあげること」が目的になっていなかったか。契約の瞬間はお客様も笑顔でありがとうと言ってくれるが、その先もそのお客様の笑顔は続くのだろうか。そんな葛藤がずっとあったと言う。「採用の仕事では、自分が担当してきた学生が最終面接に受かった瞬間は涙が出るほど嬉しいんです。学生と真剣に向き合い続けた時間があっての結果だから」。元々人に指摘をすることが苦手だったという彼女も、採用の過程で学生に強く指摘をする場面もあるという。それは、良いところもそうでないところも含めて、人と向き合いたいからだ。そして担当学生が入社した先にも関係は続くからこそ、彼女が関わった「結果」がその学生の人生を通して分かってしまうのだ。「それがいい。そうやって人との関係を自己満足で終わらせないで、良いこととも悪いことともちゃんと向き合いたい。時にぶつかることがあったとしても、目の前の人と向き合い続けていきたい」と語る。天然といわれているが、彼女はそれを最近では受け入れていこうと思ったという。一生懸命に人と向き合った“おまけが”その「天然」なら、周囲も和むし万事よしとなるはずだ。