快適なマンション生活のために

長期修繕計画および資金計画

最近は、マンションに対する永住志向も高まり、それだけに入居時の快適さをできるだけ長く保ちたいというニーズもますます強まっています。一方で、修繕が必要なマンションでありながら、積立金が不足し一時金徴収にも区分所有者の総意が得られず、トラブルになったケースもあります。こうした背景から長期修繕計画および、計画修繕に対する資金計画への社会的認識が高まってきています。
 
長期修繕計画とは 適切に建物を維持するために、いつ、どこを修繕するかを、項目および概算金額にまとめたものが、「長期修繕計画」です

長期修繕計画の見直し マンションの修繕は、物理的な耐用年数(劣化の状況)により計画されます。ただし、立地条件などによっても修繕の周期などが異なりますので、一度確認されたものであっても定期的に計画の見直しを行なう必要があります。

資金計画の確認 不意の修繕などもふまえた資金計画であるか、また資金が不足する場合は増額を行なうかなど、長期修繕計画に対してどのような資金計画となっているかの確認を行なうことが必要です。
 

お住まいの方の把握とルールの徹底

マンションでの快適な生活のためには、日常生活におけるルールの徹底や緊急時における迅速な対応が必要です。マンションの各住戸はすべて区分所有されていますが、必ずしも区分所有者が入居しているとは限りません。また、売買などにより区分所有者が変わる場合もあります。所有者・入居者について常に正しく把握しておくことは大変重要です。