
冬は、乾燥により火災リスクが高まります。さらに暖房器具の使用による火災も発生しやすくなります。
総務省消防庁の消防統計(火災統計)によると、令和6年に発生した建物火災件数20,792件のうち12月の件数が最も多く、次いで1月、3月の順となっており、冬から春にかけて多くの火災が起きていることがわかります。
近年では、火を使用しないこたつ・電気ストーブ・オイルヒーターといった電気式の暖房器具が普及していますが、これらの電気機器から火災につながるケースも増えています。建物火災の出火原因をみると、電気機器の出火による火災は、こんろに次いで多く発生しています。
ここからは火災の特徴や原因、その対策を説明します。
火災の覚えておくべき5つの特徴
1.火災は、空気が乾燥しているときに起こりやすく、さらに風が強いと燃え広がりやすい。
2.プラグとコンセントの隙間のほこりや湿気が原因となり、出火することがある。
3.長年の使用によって劣化した電化製品が発熱・発火し、火災の原因になることもある。
4.発泡スチロールやウレタン等の断熱材、プラスチック製品が燃えたときは、木材に比べて多くの煙が発生する。
5.IHクッキングヒーターでも、加熱する力によって、少量の天ぷら油から火災につながる危険がある。
出典:三井住友海上 「知ろう・備えよう災害対策 -火災編-」
火災の原因とその対策
特に冬の屋内では、電気機器を使う家庭が多いと思いますが、使い方を間違ってしまうと火災につながる恐れがあります。具体的にどのような使い方が原因で火災が発生するか確認しましょう。
【ストーブの使い方】
洗濯物がストーブの上に落ちて、火災になる事例が多くあります。
「乾いていないうちにちょっとだけ」という油断した気持ちが火災を引き起こします。ストーブの上に洗濯物を干すことは、絶対にやめましょう。
また、ストーブの周囲に、カーテンや家具などの燃えるものを置いていると、着火し火災となる危険があります。
就寝中は寝返りなどにより、ストーブに布団が接触し火災になる危険性があります。
また、誰もいない部屋でストーブをつけたまま放置することも危険です。
【コンセントの使い方】
コンセントの上に溜まったほこり等によって火災になった事例が多くあります。
ほこりの溜まりやすい所ほどこまめに点検、掃除をしましょう。
タコ足配線により電流が許容量をオーバーして発熱し、火災になることもあります。
あなたの家のコンセントは大丈夫ですか?
出典:東京消防庁 電子学習室 火災を防ぐ~住宅防火対策~
火災が起こらないようにするには、どうしたら良いでしょうか。
<住宅防火10の心得>に沿って、火災が起きにくい環境づくりを心掛けましょう。
もしも火災が起きてしまったら、まずは慌てず行動することが大切です。
大きな声で周囲に火災を知らせ、落ち着いて消火や通報の協力を求めます。
消火器を取りに行き、風上から姿勢を低くして安全ピンを抜き、ホースを火元に向けてレバーを強く握って噴射します。消火をする際は、逃げ道を確保したうえで行いましょう。
また危険と感じた場合は、炎が燃え広がる前に直ちに安全な場所に避難してください。
「火災保険」で備える
どんなに防災を心掛けていても、火災に巻き込まれてしまう可能性をゼロにはできません。
そこで、いざというときの備えとなるのが火災保険です。
多くの方が加入されていると思いますが、あらためてご自身の加入内容をチェックしておきましょう。
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あなたの火災保険に「地震保険」はついていますか?
個人のお客様向け保険商品のご案内ページへ
大和ライフネクストインシュアランスエスコート部ホームページTOPへ
出典:東京消防庁 住宅防火10の心得 |
もしも火災が起きてしまったら、まずは慌てず行動することが大切です。
大きな声で周囲に火災を知らせ、落ち着いて消火や通報の協力を求めます。
消火器を取りに行き、風上から姿勢を低くして安全ピンを抜き、ホースを火元に向けてレバーを強く握って噴射します。消火をする際は、逃げ道を確保したうえで行いましょう。
また危険と感じた場合は、炎が燃え広がる前に直ちに安全な場所に避難してください。
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