INTERVIEW社員インタビュー

2015年度入社入力業務担当

「もう一度働きたい!」からの再出発
障がいとともに歩む私のセカンドキャリア

障がいがあってももう一度働きたい

子育てが一段落した時、周囲のママ友がパートに出始め、自然と「私も働きに出たい!」という思いを抱きました。
 心配事はひとつ。進行性の視覚障がいがあり子育てするのにも親兄弟はもちろん友人にもサポートを得ながら生活していた私に、果たして働ける場所があるのだろうか、ということでした。
支援機関に相談したところ、あんま・指圧の資格を取る方法もあるが、音声読み上げソフトでのパソコン操作を習得することで、事務職での就職も可能だという助言をいただけました。
そこで神奈川県障害者職業能力開発校での訓練を受けることにしました。ここではパソコンスキルの他にビジネスマナー等も学ぶことができ、働くことにブランクのあった私でも職場をイメージしながら訓練を受けられたことが良かったです。

働きやすい環境を相談しながら作っていく

入社時に、「業務上困ったことがあれば何でも発信してください、可能な限り対応します。」という言葉に安心感を覚えました。体調面、業務面で何かあれば相談し、現状の改善に向けて相談員と一緒に考えてきました。障がい上、夜盲症があるため短時間勤務にしたいこと、目の負担を軽減するためパソコン業務の合間に手作業をしたいこと、自分の場所を把握しやすいようにデスクは端の席が良いことなど様々な希望を伝え、相談しながら働きやすい環境を整えてもらえました。オフィスはバリアフリーとなっており、通路の配色やコーナー部分の材質を変えてあることで見えにくい私でも動きやすく、働きやすい環境となっています。事務所移転により通勤時間は長くなってしまいましたが、安全に通勤できる経路を一緒に探してもらえたことで、毎日安心して通勤できています。 

自分にできることを見つけて
一緒に働くメンバーも、普段から「声掛け」を意識しているため、「何か困ってますか?」「何か探してますか?」「これくらいの文字の大きさならわかりますか?」「配色はどうですか?」など普段から声を掛けてくれます。業務面でも、チームの皆に支えられながらも、就労支援機器の導入や業務の切り出し、チーム体制で業務に取り組むことで、自分のできることが少しずつ増えていきました。得意なことを活かし外部調整や日報等のインフラ管理等、依頼元の希望に合わせてアンケートの集計表や分析表の作成を任せてもらえたことは、仕事へのやりがいに繋がりました。ハード面とソフト面の両方で支えられ、それに応えるために「チームのために自分ができること」を探しながら業務を続けてこられました。

障がいを持つ立場から考えて形にしていきたい

周りの人たちに助けてもらいながら、自分自身でも試行錯誤しながらここまでやってきました。私同様に、障がいがあることで働きにくさを感じている人は多いのではないかと思います。もっともっと新しい仲間が増えていくように、皆が働きやすい環境を障がいを持つ立場から考えて形にしていきたいと思っています!

   

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